Travel Sunnyfun

9年半のシンガポール生活から、旅人に転職。ゴロゴロ付きバックパック?でアラフォーがうろうろした記録です。

チェンマイーバンコクからチェンマイへ夜行列車で行ってきた。

今回タイの滞在は1週間。

ずっとバンコク市内に居るのも飽きるので、2泊3日でチェンマイに行ってきました。

往復のフライトをとったほうが安いし早いのですが、ここはゆったり夜行列車で行くことにしました。

まずはチケットを買いに。

バンコクからチェンマイ行は1日に何本か出ています。こちらのサイトで時刻を調べることができます。夜行便はこの3本がありました。

18時10分バンコク発 7時15分チェンマイ

19時35分バンコク発 8時40分チェンマイ

22時00分バンコク発 12時10分チェンマイ

早すぎず、遅すぎず、真ん中の19時35分発が一番使いやすそうですのでこれにします。

さてチケットはバンコクの駅に買いに行きます。

鉄道のバンコク駅はMRTの駅とつながっていますので、MRTで Hua Lampong駅に向かいます。

MRTの駅から鉄道の駅まではずっと看板がありますので特に迷うことなくたどりつけました。

チケットカウンターのスタッフは英語OKです。

明日の19時35分のチェンマイ!2等寝台!と言うと、もう上の段しかないよ。って言われました。

あーーん下がよかったけど仕方がない。

ノーチョイスで上段は771バーツでした(約2500円)。ウェブサイトには791ってあったんだけど、まぁ安いしいいか。

購入時にパスポートを見せますので、うっかり宿において来ないよう注意が必要です。

乗車当日。ちょっと早めで19時には駅に到着しました。

駅には売店もありますので水はここで購入。

そして駅へ。それが・・・駅構内真っ暗。電気つけてよ?なぜこんなに暗い?というくらい明かりが点いていない。

13の列車番号ですがこりゃまったくわからんぞ、と近くにいた駅員さんにチケットを見せると、あれだよーと指さして教えてくれました。

(写真は加工してMAX明るくしてあります。)

列車に近づきますがこれまた暗くって車両番号なんて見えやしない。

適当に最初の車両の入り口にいる駅員さんにまたチケット見せます。

あまりに暗いので駅員さんも懐中電灯でチケットを確認します。すると、隣の車両だと教えてくれました。

中に入ると座席番号がどこにあいてあるんだかさっぱりわからない。。

きょろきょろしていたらタイ人らしきおじちゃんが、ここに書いてあるよって教えてくれました。座席の背もたれあたりに書いてありました。

自分の席は見つけたのですがあれれ?人が座ってる。

車両間違えたかな?とチケットと見比べていると、あ?ここ?ごめんごめん。と(タイ語なのでわからないけどたぶんそういってる)とご夫婦が席を空けます。そして向かいの席のおばあちゃんに、「それじゃ私たちは行くから、気を付けてね」(タイ語だからわからんけどたぶんそういってる)と降りていきました。

どうやらお見送りだったようですね。

ということで私の下はタイ人のおばあちゃんです。

出発まではすでにオレンジジュースや果物やら、社内販売の人が何往復もしています。

ここで食事の注文も受けていましたがべつにおいしいわけでも安い訳でもない。と他のブログで見ていたので私は夕飯持参で来ました。

直前にターミナル21に居たので地下のスーパーでサラダを買っておきました。

高級スーパーで買う選べるサラダ量り売り。80バーツ!そんなに高くはないけどタイということを考えたらちょっとだけ高めかな?

出発してないけど食べちゃえ!と食べ始めるとおばあちゃんが何か言っています。

そして鞄からなにやら取り出す。

なんとそこにはビニール袋いっぱいのゆでたエビ。

なぜエビ?おばあちゃんそれご飯?なぜそれだけ?しかもそのまま鞄に?と考えているとどうやらおばあちゃんは、サラダを食べている私をみて、このエビを一緒に食べなさいと出してくれた様です。

なんてやさしい。

早速サラダのカップに入れてもらいます。ゴロゴロゴロ7~8匹。

おばあちゃんもっと入れようとしたけど、これってチェンマイで会う誰かへのお土産なのでは?と思い、もういいよーーと。遠慮しました。

 

わーいエビ入りで豪華なサラダになったー。と思ったのもつかの間。

エビを食べようとしたらなにか黒い点がうごいた。

あ・・・!アリがついてる。

まぁ、1匹くらいいるよねーと箸でのけようとしたら、あれ??

なんか・・・ここにも・・おや?ここにも・・・ってか

エビ1匹に対してアリ4匹ずつくらい付いてるじゃん!元気にカップの中歩きまわってるじゃん。

あーーーーサラダ終わったー。

おばあちゃんが親切でくれた分つらいです。アリがまだ到達していないだろう?下の方だけもう少し食べてサラダとはさようならしました。

 

さて列車はびっくりするくらい定刻で出発しました。

しばらくは椅子になったままでそのうちベッドに変えるんだろうなーと

外を眺めているとドムアン空港駅に到着。ここから乗る人もいる模様。

駅を出たら検札がありました。3人がかりで検札さんがきました。

この辺りで8時くらい。まだオレンジジュースとかお菓子とか売りに来ます。

さっき食事注文してたグループもご飯が来て食べ終わった8時半頃にベッド出し係さんが来ました。

希望者から順に出すようですが、おばあちゃんきっと寝たいだろうと割と最初の方で出してもらいました。

ベッドのセットをしてもらっている間にトイレに。

和式の金隠しがないタイプのしゃがむトイレでした。綺麗さは・・こんなもんでしょう。

あえて写真は撮っていませんが、用を足せないほどではないです。

ちなみに下は穴がポーンと空いているだけで、みんなが用を足したものはそのまま線路に落ちていきます。(私が小学生くらいまでは日本にもあったな)

洗面はこんな感じ。

しばらくして戻るとベッド出来てました。

やっぱり上段は狭いし窓もないし。乗るなら断然下ですね。

まだ9時前ですがもう座るところもないのでベッドに上がります。

すると、、予想していましたが寒い!!上の段だとエアコンの冷気が真横からきて極寒。

これは無理だと、もう1枚ブランケットをもらいに行きます。

列車の連結部分に予備?なのかいくつかおいてあるのを先ほど見たのであれをもらえれば・・と行くと先ほどの係のおいちゃんが

ダメダメ!ブランケットは1人1枚!って言います。

えーーーーーさむいーーーーーとがっかり顔をしたらNO NO!って言いながら後ろ手にさっと一枚くれました。え?

口ではだめって言いながら実は優しいおっちゃん。

さらに私がベッドで2枚目をごそごそと広げていたらおいちゃんやってきて、ブランケットが入ってた袋をエアコンの通気口に詰めれば寒くないから!

と教えてくれて、詰めてくれました。

おいちゃんやさしいーー。

ということで他にすることもないのでそのまま睡眠。爆睡。

翌朝、6時過ぎからみんなごそごそ動き始めます。

コーヒーって言いながら売り子のおばちゃんが通り過ぎます。

頼めばベッドを畳んでもらえるようでいくつかのベッドはすでに畳まれ、椅子席になっていました。

下のおばあちゃんはもちろんもう起きてたのですが、靴脱いで座ってるほうがらくだろうし、ベッド畳む間は居場所がないので揺れる社内に立ち尽くすことにもなるので、このままでチェンマイまで居ようと思います。

でもトイレは行きたいのでベッドから降ります。

そしてトイレから戻るとおばあちゃんが、「もうすぐ着くから上がらないでここに座って」と(たぶん)言っています。

ということで到着までおばあちゃんの下段ベッドに一緒に座り、でも会話通じないからお互いえへへへと笑うだけの時間を過ごしました。

 

さて列車ほぼ定刻でチェンマイに到着。みんな一斉に降ります。

おばあちゃんは2個のスーツケースと小さなリュック。

どう考えても一人で運べない。そしておばあちゃんは迎えが来るから大丈夫と(たぶん)言っている、でも来ない。

ということで列車から出すのを手伝ったのですが、何が入ってるのこれ?

金塊か?それとも土?中身粘土?っていうくらい重い。

やっとこさで下ろしましたがこのスーツケースキャスターついてない・・・

ひぃひぃいいながら運んでいると向こうから親戚らしき夫婦が手を振っています。

おそーい!これ!ひきとってーーーー!とスーツケースを渡してここでおばあちゃんとはお別れ。

おばあちゃんは「この子は上の段の子で荷物運んでくれたのよー」と親戚に説明している模様(たぶん)

[caption id="attachment_111" align="alignnone" width="578"] チェンマイ駅[/caption]

列車の駅から旧市街までは乗り合いの赤い車(テンソウと呼ばれているようですが外国人みんなレッドカーって言ってました)で行きます。

ひとり80バーツとやや高い気もしますが、もうノーチョイスですし、トゥクトゥクはもっとします。(おそらく150~200バーツ)

乗ってる人のホテルを順番に経由して予約してある宿にようやく到着しました。

私はどこでも寝られるタイプなのでまったく問題なく、結構快適に移動できました。

帰りは飛行機の予定になっていますが帰りも夜行にすればよかったと思うくらいでした。

値段的にも鉄分補給にもチェンマイ行き夜行列車おすすめです。